「レイアウトの同じ場所に、区分が違うごとに表示を切り替えたい」
ということで、実装しました。
今回活躍する機能は、「条件によってオブジェクトを隠す」という動作の設定です。
早速、動きを見ていきましょう。
動き
複数の企業が同居しているマンションで、部屋ごとに契約している電力会社が違うケースです。
管理人さん、管理が大変ですね。
電力会社Aと契約している場合は、電力会社Aの明細書が表示されます。
電力会社Bと契約している場合は、電力会社Bの明細書が表示されます。
実装
単純に電力会社のテーブルを一つにして、電力会社ごとに違うフィールドにデータを入力してお客様番号でリレーションした内容を表示する、というのもありなのですが、電力会社などは最近csvでデータを提供していることが多いので、インポートするときには、どのフィールドに当てればいいかが迷ったりします。
ので、今回は、インポートするのがメインということで、電力会社ごとにテーブルを作成しました。
電力会社ごとに、フォーマットが違いますが、お客様番号が共通しています。
マンションデータとは、お客様番号でデータを引っ張ってくることにしました。
レイアウトモードで見てみると、「電力会社A」「電力会社B」のタイトル部分の表示がちょっと変です。
「お目目」マークが怪しいです。
なんと、タイトルとポータルツールは、重なっていたのです。(どーん)
タイトルとポータルツールの右下に表示されている「お目目マーク」、これは、何かしらの条件で隠されていますよ、というマークです。
例えば、「電力会社A」のタイトルとポータルツールは、電力会社区分が「電力会社B」のときに隠すようになっています。
もう一つの「電力会社B」のタイトルとポータルツールは、電力会社区分が「電力会社A」のときに隠すようになっています。
一瞬、表を可変で実装しているのかと思いきや、表が重なっているだけです。
見た目のメリットはありますが、デメリットとして、編集する際に下になっているレイアウトがわかりづらいので、メンテナンス時には重なりをなくすということが最初のやることになる感じです。
実装には小細工が必要ですが、見た目的にスッキリしますので、やってみてくださいね。
では、FileMakerライフをお楽しみください。