【FileMaker】意外と敷居が高いらしい – スクリプトトリガ – OnObjectEnterとOnObjectExit

今年も参加してます、FileMaker Tips AdventCalendar
今回は、スクリプトトリガを取り上げています。
実行環境は、FileMaker Pro Advanced 14なので、バージョンが13以下の場合は利用できないものがあるかもしれあせんが、ぜひ新しいバージョンで実装をしてみてください。^^

今日は、OnObjectEnterOnObjectExitです。

OnObjectEnterで何かを動かし、OnObjectExitで何か別なことをします。
動きを確認してみます。

↓このyoutubeをどうぞ。
OnObjectEnterとOnObjectExitの動き
名前フィールドに入ると、フラグというフィールドに「入ったよ」という文字列をセットし、名前フィールドを出ると「出たよ」という文字列を同様のフィールドに入れます。

スクリプトトリガは、OnObjectEnterとOnObjectExitそれぞれに違うスクリプトをセットしています。
スクリーンショット 2016-12-01 16.58.41.png

OnObjectEnterもOnObjectExitも、今回の実装では単純です。
・OnObjectEnter
スクリーンショット 2016-12-01 17.00.17.png

・OnObjectExit
スクリーンショット 2016-12-01 17.00.32.png

今回のスクリプトは、通常の入力時に実行されるものです。
でも、検索をする際に、「Aフィールドにこの文字列が入ったら、Bフィールドはこの文字列を固定で」ということはありませんか?
いわゆる入力値に対する規定値(デフォルト値)というところでしょうか。

その際は、スクリプトトリガの有効設定で、「検索」にチェックを入れます。
スクリーンショット 2016-12-01 17.13.19.png
よく見ると、「ブラウズ」にもチェックが入っていますね。
これはどう処理するかというと、、、

実行するスクリプトの中で、「ウィンドウモード」が今何になっているかを”Get(ウィンドウモード)“で取得します。
スクリーンショット 2016-12-01 17.13.34.png
ウィンドウモードが1の時、検索モードです。

いかがでしたでしょうか?
OnObjectEnter,OnObjectExitというトリガを、ブラウズと検索モードで活用する例をお送りしました。