【FileMaker】初旬・中旬・下旬を表示する

たまたま技術者同士の夫婦の会話の中で、FileMakerに日付として「初旬・中旬・下旬」として書いてあったことを聞いて、「多分日付としては設定してあるんじゃなくて、テキストだったんじゃない?」と会話してました。
通常の会話の中で、
「じゃ、次の会議は来月初旬で」
とかでしょうか。。。

なんか面白かったので、FileMakerで初旬・中旬・下旬の日付を表示させるサンプルを作ってみました。
(完全な趣味)

バージョン依存

作成したのは、FileMaker Pro Advanced 18ですが、条件で非表示にする部分で「次の場合にオブジェクトを隠す」をレイアウトのフィールドに設定しているため、FileMaker ver.13以降を対象としています。

動き

では、動きを見ていきましょう。
基準年月を2020年1月とした時の、初旬・中旬・下旬の表示です。
まずは、初旬。
初旬

中旬。
中旬

下旬。
下旬

閏年でない年の下旬。
スクリーンショット 2019-12-21 13.02.19.png

閏年の年の下旬。
閏年の年の下旬

作り

では、作り方です。
とは言っても、今回はそんなにすごいことをしているわけではなく、計算式を設定するところがキモになります。

テーブル定義

今回は、基準月の月末をフィールドの計算式で計算し、それを元に下旬の日付表示を決めています。
月末計算
この時の注意点は、
・数字で計算を返す
・再計算の設定をする
の2点です。
再計算の設定をしておかないと、時期などを変更した時に再計算が行われず、間違った下旬の日付を計算してしまいます。

値一覧

値一覧で、「実際に決まった日付」フィールドの表示を作っています。
値一覧

レイアウト

レイアウトモードにすると、こんな感じです。
レイアウト
日付を「次の場合にオブジェクトを隠す」設定で重ねています。
バラしてみましょう。
バラしてみましょう

初旬と中旬の時は、単純に時期フィールドで判断しています。
初旬。
初旬

中旬。
中旬

下旬は、テーブル定義の基準月月末計算の結果を追加して、表示・非表示を決めています。
月末が30日の場合。
月末が30日の場合

月末が31日の場合。
月末が31日の場合

閏年でない2月の場合。
閏年でない2月

そして、閏年の2月の場合です。
閏年の2月

活用できそうなところ

だーいたいの日付を設定したいとか、おおよそこの辺でって時に使えるのかな?
「納期を来月下旬」と設定した時に、「だいたい25日までに仕上げて、、、」としてスケジュールを組むとか?

今回は、こんなところでお開きです。

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