2022/08/11、無事、主催するFileMakerテスト手法を考える会の#2を開催できました。
興味を持ってご参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
本当にすごく濃かったです!
今回のテーマは、以下の2つでした。
・絶対見逃せない(絶対これだけはやる)テスト
・テストする際の気をつけるポイント
#2にご参加いただいた皆さんや会に参加してくださっている方には既にまとめを配信していますが、広くFileMakerのテストについての話題をネット上にも増やしていきたいという趣旨もあり、主催者HPでもまとめを公開していくことにしました。
一息ついて、コーヒーとドーナツ食べながらどうぞ。
ちなみに、まったりするときのドリンク持参で、と持ち物リストに記載したら、コーヒー、ミルクティ、ライチ&ソルトなど、バラエティに富んでました!
私はTwitterでファミマのドリンクどっちがいい?とアンケートをとったにも関わらず、開催日ちょっと前にドリンクシーズン終了となってしまい、泣く泣く違うドリンクにしたと言うこぼれ話ありです🤣
目次
自己紹介で出たテストに関する話題
さて、自己紹介で、今回のテーマに沿うところで何かあったらこの時間で話題にもしたいので話してください、ということで出してもらいました。
- テストの自動化が難しい
他の言語開発では、テストの自動化が行われていることが多いけれど、FileMakerでは自動化をできるのかどうかという点からもわからない(難しいんじゃないか?)
- 世代管理できる?
世代管理という点からは、FileMakerファイルをzipして世代管理している。
他の言語開発では既存のアプリやサービスで世代管理もしやすいがFileMakerファイルの世代管理はどうするのがいい?
- テスト手法や管理方法がFileMakerで見つけられない
他の言語開発ではテスト手法や管理方法が確立しているものが多いけれど、FileMakerではどうしていくのが正解なのか知りたい
- これだけはやるテスト
日付の境界値や端数チェック、テスト用のものではなく実務で使われる正しい値を入れてテストなどをし、その都度キャプチャを撮っている
画面に出ているボタンは全て押す
- FileMaker Goで使えるデバッガがない
FileMaker Pro(PC)ではデバッガが使えるが、FileMaker Go(iPhone,iPad)でデバッガが使えない。Serverで繋ぐ先がFileMaker Goのみ、という開発も割と増えてきているので、FileMaker Go環境で動くデバッガが欲しい
などなど、テストに関する疑問や自身でやっているテストなど、なるほど、、、と思うところたくさんの自己紹介ブロックでした。
これだけは聞きたい
自己紹介後、今回の座談会でみんなにこれだけは聞きたい!という方、いらっしゃいますか?と声かけすると、予想以上に皆さん質問を出してくださいました。
(→、、、)とあるところは、会話している最中の様子です。
盛り上がりがすごかった!
テストを行うにあたって、使っているツールは?
公式のFileMakerに付属しているデバッガしかない?
テストツールが他に見つけられない。。。
そもそもスクリプトとか分割してテスト可能?
テスト資料はFileMakerのレイアウトに箇条書きにしている
テストシナリオ、マインドマップで分岐をさせて描き、スプレッドシートに落とし込んでいる
(→なるほど〜!と声多く、リンクも紹介していただきました)
cacooという描画ツールとスプレッドシートの組み合わせでテスト資料を作成している
テストシナリオ作ってる?作っているときはどんなふうに作る?
テストシナリオを先に作ってそれが動くシステムを作る
(→事前にテストシナリオを書く、というのが斬新、と言う印象も聞かれました)
作らないけど、余裕があったら作りたい
画面遷移図がテストシナリオ
(→FileMakerっぽい!)
テストに時間やコストをかけられる?
クライアントを巻き込む
客がテストのやり方を覚えて、自発的にやってくれる
(→羨ましい〜!なるほど〜!と言う声続出でした)
見積もりの中にテスト料金を入れている?
明示的に入れている
開発費として合算している
そもそもテスト費用を意識していない
明示的に項目として表示すると、テストでバグがあった時に「テストしたはずですよね?」と言われてしまうので、敢えて明示していない
(→しっかりテストをしていますが、、、とのことでした)
予算的に厳しい時はクライアントにテストをお願いするが、エラーが出ることで心象が悪くなってしまうことが心配(エラーの大きさにもよる)
(→確かに〜)
その他テストTipsとかあったらぜひ
デバッグフラグをグローバルで作り、デバッグ時のみ動くように仕込む
(→なるほど〜!)
カスタムダイアログで特定の値しか通らないとか、通るとか確認する
スクリプトのテストをするためにテストコード書くけど、デメリットはテストコード自体にバグがあると意味がないところ
リリースログを1つテーブル作り、リリースした内容と日時を記録した状態でファイルを納品する(修正や追加開発があった時に処置されたファイルを使っているかどうかの確認ができる)
まとめ
1時間で終了するのが名残惜しいほど、濃い1時間でした。
開発Tipsは色々なところにありますが、FileMakerのテストについてはみなさんそれぞれやり方があったり悩んでいることがある、ということがわかりました。
今回の座談会から、
- 世代管理(Server,Cloudのバックアップではなく開発物としての世代管理)
- テストツール
の2点がFileMakerに追加されると、最強のApp開発ツールに進化するのでは?と今後のClaris FileMakerに期待しています。
次回開催
次回は12月を予定しています。
12月でこの会を立ち上げて1年となります。
師走の忙しい時期ではありますが、FileMakerのテスト手法について興味、悩み、自分がしている手法を紹介したい、など少しでも興味がありましたらぜひご参加ください!