【FileMaker】FileMaker Goでクラウド案件計算

2018年もQiitaでAdvent Calendarが始まりました。
今回はFileMaker GoのAdvent Calendarも立ち上げてみましたので、他の方もどうぞ記事をお寄せください。

さて、フリーランスの私はネットの仲介サイトを介してお仕事を受注することもあります。
その際、見積金額を出すのですが、手数料がいくらかかって結局手取り金額がいくらになるのか、、、いちいちヘルプを見てめんどくさい計算を紙に書いて元本がこれだと手数料がいくら、と計算するのが面倒で、サクッと知りたいなと思い、FileMakerで作りました。

動き

以下のYoutubeに公開しています。
https://youtu.be/BXePTdbj5ck

上部の仲介サイト名のタブをクリックすると、それぞれのページが開きます。
FileMakerGo_Cloud4.PNG

手数料率が設定されていますが、これは再設定できます。
FileMakerGo_Cloud5.PNG

基本的に入力するのは、元本のみです。
FileMakerGo_Cloud6.PNG
元本を入力すると、手数料と手取りがくを自動で計算します。

画面

それぞれの仲介サイトの切り替えは、ボタンバーツールを使っています。
FileMakerGo_Cloud1.png
単純にレイアウトの切り替えをするだけなので、以前入力した値はそのまま出ますが、入力する元本をクリアしたい場合は、スクリプトにして、レイアウトの切り替えと元本のフィールドセットを「””」にしておけば入力時にいちいちクリアする必要もありません。

ただ、金額を見比べたい時があると思います。
その場合は元本がクリアになってしまうとまた入力しなければならないので、元本フィールドクリアはしないほうがいいです。

データベース

テーブルは、どうなっているでしょう。
今回は、仲介サイトごとにテーブルを作りました。
FileMakerGo_Cloud2.png
FileMakerGo_Cloud3.png
もっと汎用的に作ってもいいのですが、そうすると仲介サイト基本データまでたどり着くリレーションシップを構築したりと初心者には一歩踏み込んだ実装になりますので、慣れない時はそれぞれでテーブルを作って実装してみてください。

ただ、個別に作りすぎると追加修正の際、似たようなフィールドをそれぞれのテーブルに追加することになりメンテナンス性が悪くなります。
その時、もっと効率よくできないか?といろんな方法の実装を試みてください。
(ファイルのバックアップは忘れずに!)

まとめ

手取り金額の計算の他にも、自分の損益分岐点を求める機能も追加したかったのですが、まずは簡単に計算のみの実装で使っています。

今回のサンプルファイルは、以下のGitHubからダウンロードできますので、ぜひ参考にして、そしてFileMaker Goで動かしてみてください。
Sample_CloudAgencyTool.fmp12というファイル名です。
Github Repository : FileMakerSample

FileMaker Goで何ができるのか、というのはもうずいぶん前に言われていましたが、今ではなんでもできますよね(個人的感想)。
だからと言って、市販のアプリのような高度な物を作りたいと一念発起して取り組むとへこたれることもあるので、手っ取り早く自分のちょっと不便を取り除くツールを作って練習して関数やレイアウトの実装などの感触を体験していくのもいい方法だと思います。

そんな小さなちょっと便利アプリがFileMaker Goという手元にあるだけで、ちりつもで時間やコストが削減されていきますね。
(自分時間を増やしたい)

FileMaker Goアプリ、実践と演習のスパイラルで「働き方改革」の第一歩を踏み出してみませんか?